THE SENTIMENTAL

HEART BOILED EXECUTIVE


誰れかのハートにLOVEどっきゅん

少数派のエグゼクティブに捧ぐ


エピソード3

城址から見た商店街

~懐古趣味を生業にする理由


山岳電車に揺られること約10分。

旧市街にある図書館に通い詰めた頃のこと。

 

城址から見渡せる商店街には

いつも人があふれていた。

 

アスファルトが見えなくなるほどの人の群れ。

 

そう、商店街には夢があふれていた。

 

欲しいプラモデルも、体験したいゲーム機も

アーケードの下で得られるものだった。

 

やがて時は流れ、

郊外にショッピングセンターが台頭するや

商店街の勢いは弱まっていった。

 

自身の興味の対象も変わり、

通い詰めた図書館の存在や、

賑わいに満ちた商店街の存在も

記憶の中から薄れてゆくのだった。

 

今はもう、シャッター街と化したあの街並み。

 

便利さでは敵わぬとも

誰もが心豊かに暮らしていた昭和の日常。

義理と人情の通り道。

 

 城址から見渡せる商店街には

いつも人があふれていた。



AUTHOR


John Doe

ジョン・ドゥ

 

ハートボイルドなエグゼクティブ。

完璧主義ではなく、完了主義。

最近、何かと物忘れがひどい。

 

たとえば、

 

降車駅で電車から降りるのを忘れたり、

車の運転中に車のカギを探し回ったり、

目の前のクライアントの名前を忘れたり…。

 

そんな自分を受け入れることで、

明るい未来が待っていると言い聞かせている今日この頃です。



 株式会社ラーベン・アンド・ニールセン

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